「企業の社会的責任」を形式ではなく、実質で議論する ~ 取締役として、「企業の目的」を間違えないために ~
新任取締役セミナーでは、部門を超え経営全体に責任を持つことが求められる取締役にとって必要な全社経営戦略策定や組織に対する考え方など、大局的視点と心構えを学びます。2泊3日の合宿形式で、厳しい経営環境の中で健全な危機意識を持続し、企業価値向上に向けて組織を導く企業の最高意思決定者としての決断軸を磨きます。また講師・異業種の参加者同士による相互学習により、自社・自分自身・経営に対する新たな気付きを得ることができます。
ねらい
- 経営全体に責任を持つことが求められる「取締役」にとって必要な大局的視点と心構えを学ぶ。
- 健全な危機意識を持続し、企業価値向上に向けて組織を導く、最高意思決定者としての決断軸を磨く。
- 他社の取締役との相互学習や企業文化(価値観など)に触れることで、新たな気づきを得て、持論を磨く。
セミナー概要
- セミナー名
- 新任取締役セミナー
- 会 場
- The Okura Tokyo (ホテルオークラ東京)
- 会 期
-
2泊3日
- 第115回
2024年8月22日[木] 〜24日[土]
- 第116回
2024年11月14日[木] 〜16日[土]
- 合同フォローアップ研修会
2025年2月21日[金]
- 第115回
- 定 員
- 30名
- 対 象
- 新任取締役(※ご参加時は取締役であることとします)
- 受講料
-
- 日本能率協会 会員
715,000円(1名/税込)
- 会員外
847,000円(1名/税込)
- 日本能率協会 会員
経営者・ゲスト講演(2023年度実績)
※敬称略 ※順不同 ※役職は登壇時現在
元 JSR株式会社
代表取締役社長
取締役会長兼取締役会議長
参与
取締役会長
特別顧問
代表取締役会長
講師・コーディネータ
※順不同 ※敬称略
取締役の役割 取締役としての役割、責任を改めて明確にし、明日のチャレンジに向けてのコミットメントを引き出します。また、イノベーションの旗振り役としての経営者の新たな活力を引き出します。
岩本 敏男 株式会社NTTデータグループ
相談役
1976年 日本電信電話公社入社、1988年 7月 分社により エヌ・ティ・ティ・データ通信株式会社に移行(現 株式会社NTTデータ)。2012年 6月に代表取締役社長に就任。
現在は株式会社NTTデータグループ 相談役のほか、数多くの社外取締役も務める。
菊地 唯夫 ロイヤルホールディングス株式会社
代表取締役会長
1988年早稲田大学政治経済学部卒業後、日本債券信用銀行頭取秘書、ドイツ証券東京支店投資銀行本部ディレクターなどを経て2004年ロイヤルホールディングス入社。 総合企画部長、法務部長、管理本部長などを経て2010年代表取締役社長、2016年代表取締役会長(兼)CEO、2019年代表取締役会長に就任(現任)。2020年4月より京都大学経営管理大学院特別教授。2016年5月より2年間、一般社団法人日本フードサービス協会会長を務めた。
講師
※順不同 ※敬称略 ※2023年度実績
取締役を取り巻くリスクと法的責任 取締役を取り巻くリスクやコンプライアンスに対するハードルは年々高くなっています。取締役が負う法的責任・義務を豊富な事例をもとに分かりやすく解説し、経営者としての自覚を促します。
中島 茂 中島経営法律事務所
代表弁護士・弁理士
東京大学法学部卒業。経団連「行動憲章」策定・改定等に関与。投資信託協会規律委員会委員、財務会計基準機構評議員会評議員、東京理科大学上席特任教授等を務める。2006年~2011年日経ビジネス 弁護士ランキング(コンプライアンス部門・危機対応部門)5年連続1位。著書に『取締役物語 ―花と嵐の一年』(中央経済社)、『株主を大事にすると経営は良くなるは本当か?』『社長!その会見、会社を潰します』(いずれも日本経済新聞出版社)『コンプライアンスのすべて~取り組むことが求められるこれまでとこれからのテーマ~』(第一法規)ほか多数。
企業価値創造と財務戦略 経営の意思決定の裏付けとなる財務的視点、会計知識とは何か。
財務戦略が経営戦略構築上の重要要素であると捉え、その考え方、活用ポイントを掴みます。
西山 茂 早稲田大学
大学院経営管理研究科
(早稲田大学ビジネススクール)教授
早稲田大学政治経済学部卒。ペンシルバニア大学ウォートンスクールMBA修了。監査法人ト-マツ等にて会計監査、M&A支援、株式公開支援、企業研修などの業務に従事。2006年より現職。学術博士(早稲田大学)。公認会計士。上場公開企業の社外役員を歴任。主な著書に、『企業分析シナリオ第2版』『「専門家」以外の人のための決算書&ファイナンスの教科書』(以上、東洋経済新報社)、『戦略管理会計改訂2版』(ダイヤモンド社)等がある。
真のイノベーション企業を目指して 企業価値の最大化に向けて、先を読む洞察力を磨き、企業経営の重要点、ビジネス戦略、経営者としての役割等について考察します。
デジタル時代の企業戦略
下野 雅承 日本アイ・ビー・エム株式会社
名誉顧問(前 取締役副会長)
京都大学大学院工学研究科修士課程修了、黎明期の電子計算機のソフトウェア開発を専攻。日本アイ・ビー・エムに入社、関西地区で電機業界を担当し、1992年よりIBM Corporation HQ(NY)にて勤務後、同社のサービス事業へのシフトをリードする。取締役、常務、専務を経て、2010年副社長、2017年副会長、2019年末に退任。2020年1月より名誉顧問。上場企業数社の社外取締役を歴任。
変化する世界の中での企業経営
永濱 利廣 株式会社第一生命経済研究所
経済調査部 首席エコノミスト
担当:内外経済市場長期予測、経済統計、マクロ経済分析
1995年3月 早稲田大学理工学部工業経営学科卒
2005年3月 東京大学大学院経済学研究科修士課程修了
1995年4月 第一生命保険入社
1998年4月 日本経済研究センター出向
2000年4月 第一生命経済研究所経済調査部
2016年4月より現職
経営者の人間的魅力 取締役には組織や人に対する深い洞察や、社員を惹きつけ企業の力を最大限引き出すことのできる人間的な魅力が必要です。組織を牽引する経営者として求められる見識や、知略などについて考察を深めます。
加来 耕三 歴史家・作家
昭和56年(1981)3月、奈良大学文学部史学科卒業。
学究生活を経て、昭和59年(1984)3月に、奈良大学文学部研究員。現在は大学・企業の講師をつとめながら、歴史家・作家として独自の史観にもとづく著作活動をおこなっている。令和5年(2023)、作家生活40周年を迎える。内外情勢調査会、中小企業大学校、政経懇話会講師。
代表的著作『教養としての歴史学入門』(ビジネス社・2023)等多数。
田口 佳史 老荘思想研究者
株式会社イメージプラン
代表取締役会長
1972年株式会社イメージプラン設立。以来中国古典思想研究四十数年、2,000社に渡る企業変革指導を行う。東洋倫理学、東洋リーダーシップ論の第一人者。企業、官公庁、地方自治体、教育機関など全国各地で講演講義を続け、1万名を越える社会人教育の実績がある。1998年に老荘思想的経営論「タオ・マネジメント」を発表、米国でも英語版が発刊され、東洋思想と西洋先端技法との融合による新しい経営思想として注目される。主な著書に「タオ・マネジメント」「ビジネスリーダーのための『貞観政要』講義」「なぜ今、世界のビジネスリーダーは東洋思想を学ぶのか」等。
ストレッチ体操 優れた意思決定と実行には心身の健康が欠かせません。簡単なストレッチ体操等を交えながら心身の健康やストレス対処法について学びます。
参加者の声
- 参加者それぞれの考え方は多様であるが、同じ取締役という立場で悩みの共有ができた。それらを糧に明日から頑張ろうと思った。
- 過去にいろいろな研修を受けたが、このセミナーはレベル、目線、内容ともに素晴らしかった。
- 3日間にわたり、次々に登壇される経営者講師の苦労話や経験に裏付けされた話から、数々の気づきを得た。
- 経営理念の重要性と社会の変化への対応、トップの覚悟と姿勢、トップと現場の距離など講義やディスカッションを通してクリアにできた。
- 各業界の経営トップからの考え方、自身の経験からの価値観、企業価値向上に向けた取り組み、判断軸・目線が勉強になった。取締役としての心構えや人材育成の重要性を再認識した。
- すべての講義で強い刺激を受け、気づきを得たと同時に、周りの受講者からも驚くほどの刺激を受けた。