経営者・幹部の 経営戦略セミナー

経営戦略におけるトップマネジメントのイニシアチブとは

近年の経営における外部環境の激しい変化に伴い、トップマネジメントは海外展開、事業再編、異業種への参入、成長分野への投資など新たな打ち手とともに、構造も的確に変革していかなければなりません。企業の全体最適・将来最適を見据えながら限られた経営資源の配分と有効活用を考え、優先順位を決断する。まさにトップマネジメントの見識と判断力、責任感が問われる時代だといえます。
経営戦略セミナーでは、経営戦略の策定・実行・評価において、トップマネジメントに求められる視点と行動を、知識と豊富な事例解説、受講者相互のディスカッションを通じて総合的に学びます。さらに、構造改革と業績向上を実現した経営経験者の体験を通じて考察を深めていきます。

ねらい

  • 経営者・幹部にとって必須である「経営戦略」の要諦を習得する。
  • 豊富な演習と討議を通じて、経営者・幹部に求められる戦略の策定・実行・評価の視点や行動を学ぶ。
  • 経営改革で成果をあげた経営者や、他社の参加者との対話等から、自身の戦略思考を磨く。

セミナー概要

セミナー名
経営者・幹部の 経営戦略セミナー
会 場
日本能率協会研修室(東京都港区芝公園3-1-22)
会 期
2日間 通いもしくはオンライン
  • B-722022年7月21日(木)~22日(金)申込終了
  • B-732022年10月5日(水)~6日(木)申込終了
  • B-742023年1月18日(水)~19日(木)
2023年度の会期はこちら
定 員
36名
対 象
社長、取締役、執行役員、幹部
受講料
  • 日本能率協会 会員

    231,000円(1名/税込)

  • 会員外

    264,000円(1名/税込)

プログラム

1日目
9:30

「経営戦略とは何か」

  • 1)このプログラムで学ぶこと
  • 2)

    ケーススタディ「クライシス・コミュニケーション」

    • 事業目標の設定
    • 顧客の定義
    • 提供価値の定義
    • 競合の定義
    • 競合優位性の構築
    • フィージビリティ・チェック
  • 3)戦略的思考とは
    • 考える力の醸成演習
    • 戦略の種類
    • フレームワークの功罪

「全社戦略」

  • 1)全社戦略とは何か
    • 事業戦略と全社戦略の違い演習
    • CEOの視点

「コアコンピタンスを認識・育成する」

  • 1)SP (strategic positioning) と OE (Organizational Effectiveness)
  • 2)コアコンピタンスの認識演習
  • 3)コアコンピタンスと事業多角化演習

「 経営環境を正しく認識する」

  • 1)メガトレンドの意味するところ
  • 2)グローバル化の意味するとこ

リアルケーススタディ「経営者・ゲスト講演」

トップマネジメントに求められる戦略の実行・実現の要諦についてお話いただきます

17:30

18:30

名刺交換・情報交換会

2日目
9:30

「新しいビジネスモデルでの後発参入」

ケーススタディ

  • 1)事業目標の設定
  • 2)顧客分析
  • 3)提供価値の定義
  • 4)競合分析
  • 5)競合優位性の構築
  • 6)経済性分析
  • 7)競合のリアクション

「メガトレンド・パラダイムシフト」

  • 今までのパラダイム
  • 新しいテクノロジー
  • シェアリングエコノミー

「バリューチェーンとビジネスモデル」

  • バリューチェーンとは演習
  • ビジネスモデルの組み立て方演習

「企業再生(ターンアラウンド)戦略」

ケーススタディ

  • グループワーク
  • ロールプレイング

まとめ

戦略のデザインと実行

全社戦略とトップマネジメントの役割
  • トップマネジメントが決断すること
  • 戦略的思考、コアコンピタンス
  • マクロトレンド
  • 定石の理解と具体的な企業経営への対応
事業の競争戦略の構築と実施
  • 事業戦略・機能別戦略の策定、実行、評価
  • 自社の勝ちパターンと推進体制を見出す
  • 目標達成に向けた行動計画の進捗管理

講師

※順不同 ※敬称略 (各回お一人の講師が担当します。)

菅野 寛氏

菅野 寛 早稲田大学
大学院経営管理研究科
(早稲田大学ビジネススクール) 教授

東京工業大学工学部卒。同大学院修士課程修了。(株)日建設計に勤務した後、米国カーネギーメロン大学にて経営工学修士(Master of Science in Industrial Administration)取得。その後、ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)に入社し、十数年間、日本およびグローバル企業に対してさまざまなコンサルティング・サービスを提供。2008年より一橋大学大学院国際企業戦略研究科(一橋ICS)教授。2016年より現職。

岡田 正大氏

岡田 正大 慶應義塾大学
大学院経営管理研究科 教授

早稲田大学政治経済学部政治学科卒、本田技研工業を経て、慶應義塾大学経営学修士(MBA)。アーサー・D・リトル(ジャパン)社にてIT業界の戦略コンサルティングを経験後渡米、米国オハイオ州立大学でジェイ・バーニー教授に師事し、経営学博士号(Ph.D.)を取得して現職。専門は企業戦略理論。

リアルケーススタディ「経営者・ゲスト講師」

※順不同 ※敬称略

B-72

登壇日7/22(金)

伊藤 嘉明氏

伊藤 嘉明 X-TANKコンサルティング株式会社
代表取締役社長

B-73

登壇日10/5(水)

尾山 基 株式会社アシックス
取締役会長

B-74

登壇日1/18(水)

辻 孝夫 株式会社JVCケンウッド
特別顧問

リアルケーススタディ

※順不同 ※敬称略 ※2021年度実績

菊地 唯夫氏
菊地 唯夫 ロイヤルホールディングス株式会社
代表取締役会長
伊藤 嘉明氏
伊藤 嘉明 X-TANKコンサルティング株式会社 
代表取締役社長
浅田 剛夫
浅田 剛夫 井村屋グループ株式会社
代表取締役会長

参加者の声

  • 経営者の視点を意識して戦略を考えるいい機会となった。
  • 講義、事例紹介、グループ討議、全体討議が上手く配分されており、十分な内容であった。また、学び・気づきも多く、自社の戦略策定時に活用していきたい。
  • 異業種メンバーとの討議は、自社内とは視点・視野が異なり、とても考えさせられる内容であった。
  • 経営トップの実体験からのお話は、重みがあった。特に、苦しい時の“心持ち”について非常に参考になった。
  • 新規事業、事業拡大、新規参入、企業再生など考えさせられるケーススタディを、自身の現況と重ねて考えることができました。
  • 他社の方々や事例に触れることはとても刺激になりました。実例を用いた講義内容で、自分の今後の行動、思考の参考になります。