「企業経営の監査」の意義 ～法的責任を問われないための法と監査実務の実践～

コーポレートガバナンスの強化が求められている中、｢監査役の役割｣は､より重要性が高まっています。企業は、経営を支える株主や投資家および債権者に対して、経営実態を明確に示す必要があり、監査役は、企業の適正なコーポレートガバナンス体制の確立やコンプライアンスの確保を期待されています。
新任監査役・監査（等）委員セミナーでは、監査役の役割、法的責任の他、現役の監査役講演まで1日で習得いただけます。

ねらい

  • 取締役の職務執行を監査することを担う「監査役」「監査（等）委員」の権限と義務や法的責任について学ぶ。
  • 監査実務に役立つポイントや留意点を、基礎から応用まで実践的に学ぶ。
  • 他社の監査役との相互学習や同じ問題・課題意識を共有し、新たな気づきと人脈づくりをはかる。

セミナー概要

セミナー名
新任監査役・監査（等）委員セミナー
会　場
日本能率協会研修室（東京都港区芝公園3-1-22）
会　期
1日 通いもしくはオンライン
  • 第6回2022年7月7日（木）申込終了
2023年度の会期はこちら
定　員
24名
対　象
新任監査役、監査（等）委員、知識等を再整理されたい監査役ほか
受講料
  • 日本能率協会 会員

    110,000円（1名／税込）

  • 会員外

    132,000円（1名／税込）

プログラム

1日目
10:00
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オリエンテーション

1.監査役への役割と期待

  • 1）監査役とは
  • 2）会社と監査役との関係
  • 3）企業不祥事と監査役
  • 4）監査役への期待

2.監査役監査の位置づけ

  • 1）三様監査
  • 2）会社機関による監査役監査の相違
  • 3）監査役の権限と義

3.期初監査実務

  • 1）監査計画に関する法と実務
  • 2）内部監査部門や会計監査人との連携

4.監査役監査の実効性確保の手法

  • 1）期中監査手段
  • 2）監査の工夫のポイント
  • 3）監査調書の作成と工夫
  • 4）監査終了後のフォローの仕方

5.期末監査業務と監査役(会)監査報告作成の留意点

  • 1）期末監査業務の実務と対応
  • 2）事業報告と計算書類監査
  • 3）監査役(会)監査報告の作成

6.現役監査役講演

監査役の心構え、経営部門との距離感等の講話に加え、対話の時間を設けます。
17:30
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名刺交換・情報交換会

講師

※敬称略

高橋 均 獨協大学 法学部教授

一橋大学大学院博士後期課程修了。新日本製鐵株式会社（現在の日本製鉄株式会社）監査役事務局部長、公益社団法人日本監査役協会常務理事、獨協大学法科大学院教授を経て、現職。専門は商法・会社法、金融商品取引法、企業法務。会社法の専門家としての法理論と長年の実務経験の双方からのアプローチによる解りやすい講義は、企業実務家から圧倒的な支持を得ている。企業法学会理事、国際取引法学会理事、一般社団法人GBL研究所理事。
著書:　「監査役監査の実務と対応（第5版）」同文舘　「実務の視点から考える会社法」中央経済社　「グループ会社リスク管理の法務（第3版）」中央経済社　他

現役監査役講演

※敬称略

別府 正之助 伊藤忠商事株式会社　理事
　　　　　　 　　　 　　　 　　　 　　　 　　　 　　　 　　　 　　　 　　　 　　　 　　　 　　　 　　　 　　　 　　　 　　　 　　　 　　　 　　　 　　　 　　　

参加者の声

  • 講師は経験豊富であり、事例に基づいた説明を交え、体系的に理解できました。実務に参考となる部分も多く、監査内容に対する理解も深まりました。
  • 以前参加した方に勧められて参加しましたが、実務に役立てることができると思いました。様々なフォーマットもいただいたので、自社用にアレンジして使っていきたいと思います。
  • ゲスト講師による経験に裏付けられた話から、具体的な行動がイメージできた。また、監査役の役割が大きく変化していることがわかり、ますますやる気が出てきました。