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都市銀行 執行役員
M様

経営革新塾参加者

経営革新塾」に参加された都市銀行 執行役員 M様にインタビューを行い、

  • セミナー受講の意味、感想
  • 他流試合の意義
  • セミナーで印象に残ったこと
  • 今後受講される方へのメッセージ
に関して匿名を条件にお話いただきました。
ぜひご一読ください。

サステナビリティ経営時代の経営革新塾

研修の意味とは?~知識の整理に有意義~

-受講のご感想をお聞かせください。

2日間という限られた時間でしたが、充実したカリキュラムを用意いただいたと思います。
私自身は社内における研修プログラムにおいて「戦略策定」を学んだ機会はありましたが、今回はより系統立ててご説明いただき、断片的であった知識を、これから経営に携わるこの機会に整理させていただくことができたのは非常に有り難かったです。
また、コロナ禍という特殊な環境であり、他社・他業種の方々との交流が限定的とはなりましたが、それでもディスカッション等を通じて金融業界の狭い発想から視点を広げていく参考になりました。
加えて、ゲストスピーカーの方々による最新の潮流についてお話をお聞きすることができ、今後の業務上も大いに参考にさせていただくことができたと思います。

-今回の受講のきっかけを教えてください。

当社グループにおける次世代経営幹部の育成プログラムの一環として受講しました。

他流試合を通して視野を広げ、戦略策定に活かす

-今回参加されるに当たって、会社はどのようなことを期待されていたのでしょうか。

『他流試合』として異業種の方々との交流により、視野を広げること、戦略策定に活かすことだと思います。
銀行業界は、テクノロジーの進化・革新的サービスの登場、グローバルとの競争激化など、厳しい競争環境を迎えており、長期的な視点に立った経営戦略が求められています。
これまでの経験が役に立たない状況で、業界の枠を超えた発想が期待されていると思います。

受講のねらいとセミナーの狙い

-今回受講される際に抱えていたご自身の課題・お悩みがあればお聞かせください。

現在担当している部門においては未来志向での長期的戦略が必要です。その点では、今回のセミナーの狙いと合致しており、自らの現在の課題に置き換えて受講することができました。
また持続可能な社会づくりにいかに貢献していくか、そのためのビジネスエコシステムを構築し、サイクルを回していくか、ということ強く意識していました。

印象に残ったこと~未来に向けた投資・ベンチャー育成の強化の重要性~

-最も印象に残っていることをお聞かせください。

一つ目は、功能様による『インパクト投資』の講義
弊社がノウハウをもたない中で発展途上国のインパクト投資を手掛けることは現実的ではないものの、銀行の存在意義としての産業育成の重要性を改めて考えさせられる機会となりました。これまで培ってきた目利き力にAI・データサイエンスなどのテクノロジー、様々な金融手法を融合させることにより、未来に向けた投資・ベンチャー育成を強化することの重要性を認識するとともに、ビジネスとしての新たな可能性を感じました。

二つ目は『デジタル戦略』について
岡田先生の講義にあった通り『既存市場での頑張りには限界』があり、『変化を先取りして仕掛けるか』ということが重要であることを再認識しました。

そのためには、経営トップ自らがリーダーシップを発揮する必要があると思いました。
同時にメインプレーヤーは新世代であり、経営陣は新世代をサポートし、(邪魔をせず)彼らが動きやすいよう組織・体制を整えていく必要があると思います。

若い世代にこそ受講してもらいたい

-このセミナーをどんな方に薦めたいですか。

出来るだけ若い世代に受講していただきたいと思います。
私共の世代は経験年数はあるものの、その経験が邪魔をして新たな発想に制約がかかることが多いと感じます。
若い世代には経験値がない一方で、現在の潮流への適応力が高く、何よりデジタルへの抵抗感がありません。その世代が戦略論を早期に学ぶ機会は重要だと考えます。未来を切り開くメインプレーヤーは新世代であるべきです。
また、若いうちから他流試合への抵抗もなくしておくことが重要であり、その点でも本コースを通じて経験することは将来の人脈作りにも役立つのではないかと考えます。

-今後受講される方へのメッセージをお願いします。

事前に問題意識・課題を持って受講されるとより効果が得られると思います。
また、異業種交流を楽しむつもりで『こんなことを聞いてみたい』という気持ちを持って参加されると、よりいい議論につながるのではないかと思います。