経営者・幹部のための組織・人材戦略セミナー

経営者・幹部が主導する「組織・人材戦略」を考える

トップマネジメントには組織・人材を通じて企業価値を創出することが求められます。日本企業の競争優位の源泉は人材であることは論を俟ちませんが、その人材もモチベーションや環境によって倍にも半分にもなり、企業の成長や発展に多大な影響を及ぼす要素になります。
組織・人材戦略セミナーでは、組織・人材革新においてトップマネジメントに求められる視点と戦略的行動について、豊富な事例解説と受講者相互のディスカッションを通じて体系的に学ぶとともに、組織・風土改革と業績向上を実現した経営者の体験を通じて考察を深めます。

ねらい

  • 企業経営に不可欠な、トップマネジメントが講ずべき「組織・人材戦略」の考え方を習得する。
  • 激しい環境変化の中、企業の価値創造に必要な組織のあり方への考察を深める。
  • 組織・人材に関する経営者の役割について再考し、経営者としての実践につなげる。

セミナー概要

セミナー名
経営者・幹部のための組織・人材戦略セミナー
会 場
日本能率協会研修室(東京都港区芝公園3-1-22)または 都内研修会場
会 期
2日間 通い
  • D-55

    2025年9月25日[木]〜26日[金]

  • D-56

    2026年1月14日[水]〜15日[木]

定 員
30名
対 象
社長、取締役、執行役員、幹部
受講料
  • 日本能率協会 会員

    253,000円(1名/税込)

  • 会員外

    286,000円(1名/税込)

プログラム

1日目
9:30

イントロダクション


「企業経営と人材組織」

  • 1)組織マネジメントの目的
  • 2)人材組織マネジメントの普遍性と特殊性
  • 3)戦略的人材組織マネジメントのテーマ
  • 4)人材・組織マネジメント考察における2つの視点

「人材組織を通じた持続的競争優位の確立」
~HBSケース:「ヒューレット・パッカードの人材」~

  • 1)機能する組織づくりの要件
  • 2)コッターによる企業変革の八段階
  • 3)よい組織を築くためのふたつの条件

「日本企業と人材組織の今日的課題」

  • 1)日本における多様性の進展、なぜ多様性の受容が必要か

    ケーススタディ強すぎる自己主張?・時間外の懇親会・育児休暇

  • 2)誰の「働き方」を改革するのか

    ケーススタディ昇進意欲・定年と再雇用

  • 3)価値創造へ向けたマネジメント改革
  • 4)日本的雇用慣行による組織モデル、変化と限界
  • 5)日本的雇用慣行の転換、何が変わり何を変えなければならないか

リアルケーススタディ「経営者・ゲスト講演」

トップマネジメントに求められる組織・人材マネジメントの要諦についてお話いただきます

17:30

18:30

名刺交換・情報交換会

2日目
9:30

17:30

「新たな価値創造と人材組織のあり方」~HBSケース:「3Mオプティカルシステムズ」~

  • 1)リーダーの価値観は組織にどのような影響を与えるか
  • 2)利益を生み出す事業構造と起業家精神みなぎる組織づくり
  • 3)組織の能力を最大化するリーダーの役割
  • 4)人材の成長管理の基本概念を知る
  • 5)環境変化と組織運営のあり方 ~リーダーシップスタイルの使い分け~

「企業経営と経営者の価値観」

  • 1)経営者は誰のために経営を行うのか
  • 2)コーポレートガバナンスとは何か
  • 3)会社は誰のものか
  • 4)決定的瞬間における意思決定のフレームワーク

「経営的視点から自社の人材組織課題を考える」

まとめ・質疑応答

経営者の「戦略的人事」の思考方法

環境変化と人材価値
  • 企業ビジョン、経営戦略との関連性
  • トップマネジメントの能力向上~モチベーション、リーダーシップ、エンパワーメント
人事制度・労務管理の側面
  • 自社が勝つために必要な人事制度
  • 人材開発との関連性
  • 職場環境の整備
組織開発・人材開発の側面
  • キャリア開発、能力開発(メンバーの成長)
  • 組織設計と組織風土改革
  • 学習する組織づくり(組織力の最大化)
人的資本経営の側面
  • 新たな価値創造のための人材の採用、登用、育成(目利き)
次世代経営者・後継経営者育成の側面
  • 経営者としての「戦略的人事」の思考方法

講師

※順不同 ※敬称略 ※2024年度実績

小杉 俊哉

小杉 俊哉合同会社THS 経営組織研究所 
代表社員
ビジネス・ブレークスルー大学
大学院 経営学研究科 客員教授

早稲田大学法学部卒業後、NEC入社。マサチューセッツ工科大学(MIT)スローン経営大学大学院修士課程修了。
マッキンゼー・アンド・カンパニー、ユニデン人事総務部長、アップルコンピュータ人事総務本部長を経て独立。
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科准教授、立命館大学大学院テクノロジー・マネジメント研究科客員教授、慶應義塾大学大学院理工学研究科特任教授を歴任。
ふくおかフィナンシャルグループ・福岡銀行、ニッコーなどの社外取締役・監査役を務め、他にも数社の顧問を兼任。
また長年、スタートアップ支援や、公立小中高校教諭教育、国家・地方公務員教育も行う。組織が活性化し、個人が元気によりよく生きるために、組織と個人の両面から支援。

<主な著書>
『起業家のように企業で働く』、『職業としてのプロ経営者』、『リーダーのように組織で働く』(以上クロスメディア・パブリッシング)、『リーダーシップ3.0』(祥伝社)等

大島 洋

大島 洋 有限会社I LD 代表
早稲田大学
大学院経営管理研究科
(早稲田大学ビジネススクール)
客員教授

慶應義塾大学法学部政治学科卒業。米国デューク大学経営学修士(MBA)。NEC、グロービスを経て、ILD(Institute for Leadership Development)を設立。現在、同社代表として、“人材組織を通じた持続的競争優位の確立”をテーマに、人材組織開発コンサルティング、エグゼクティブコーチング、ならびに、経営管理者教育を展開。早稲田大学大学院経営管理研究科(早稲田大学ビジネススクール)では人材組織関連科目を担当。専門は経営組織論、リーダーシップ論。

<主な著書>
『ビジネススクールで学ぶ人材育成~多面思考」で個性を活かす』(日本経済新聞出版社)、『管理職の心得~リーダーシップを立体的に鍛える』(ダイヤモンド社)等。

リアルケーススタディ「経営者・ゲスト講師」(2024年度実績)

※順不同 ※敬称略

掬川 正純
掬川 正純 ライオン株式会社
代表取締役会長
有沢 正人
有沢 正人カゴメ株式会社
常務執行役員 兼
カゴメアクシス株式会社
代表取締役社長

参加者の声

  • 経営戦略に見合った組織構造に変革する必要性や、変革においても企業の中核的価値を存続することの重要性などについて理解を深めることができました。
  • 企業経営にとって最も重要である戦略的な組織の構築と、人材育成について幅広い視点から学ぶことができました。
  • 講師、討議、ワークを通じて、新たに気づく点が数多くあった。改めて経営者視点の組織・人材戦略のことを考えさせられた。
  • 理論と事例を組み合わせての講義は分かりやすく、実践すべきテーマを確認できた。
  • 他社経営幹部との交流も有意義で、多くの気づきがあった。早速実践してみます。
  • リアルケーススタディについては、目からうろこの話が多く、大変良い刺激になった。
      
BIJ出展