Meiji Seika ファルマ株式会社
執行役員
渡辺 孝治 氏
経営者・幹部の 法務・企業統治セミナー参加者
2021年に開催した「経営者・幹部の法務・企業統治セミナー」に参加された渡辺氏にインタビューを行い、
- セミナー参加で学んだこと
- 執行役員としての心構え
- 後参加される方へのメッセージ
経営者に必要な法的な権限、
責任、役割等の知識を習得、理解できました
-参加のご感想をお聞かせください。
経営者に必要な法的な権限、責任、役割等の知識を習得でき、さらに戦略経営において求められる行動基準を正しく理解することができたのは、講師の土岐先生によるものだと思います。私にとって普段は馴染みのない法律に関する説明を、具体的な事例やテキストには載っていない裏事情も交え、非常にわかりやすく、お話いただけました。また、ケーススタディを異業種の方々と真剣にグループで討議・まとめ・発表し、最後に講師からコメントをいただくことで、新たな「気づき」を得ることが出来ました。
-今回の参加のきっかけを教えてください。
新任執行役員に選任されたことから、会社指定の研修として参加しました。執行役員は会社全体として
最適な経営判断を行わなければならない
-今回参加されるに当たって、会社は渡辺さんにどのようなことを期待されていたのでしょうか。
経営者として必要な法務・企業統治に関する法律の理解、および適切な経営判断に必要な視点とリスク管理の知識の習得を求められたと思っています。-今回参加される際に抱えていたご自身の課題・お悩みがあればお聞かせください。
特に参加した際に抱えていた課題や悩みはありませんでしたが、経営判断は常にケースバイケースで、さらに時代や環境によって変わっていくものだと感じていましたので、経営に係る現在の環境や法規制について知識を深めたいと思っていました。-最も印象に残っていることをお聞かせください。
リスク管理に関するクライシス・コミュニケーションで重要なのはマスコミ対応であることはわかっていましたが、「いつの時点で、どこまでの事実を明らかにするか」が最も重要であり、その判断が企業のイメージを創ると教わったことです。-参加前後で変化はございましたか。
セミナー参加前、執行役員とは会社の本部のトップとして全責任を持って業務執行を行うことと理解していました。しかし、本セミナー参加後は、考えてみれば当たり前のことではありますが、ステークホルダーからの要請や社会の期待に応えることを前提として業務を執行し、さらに取締役の業務を補佐することで、自部門以外のことも含めて会社全体として最適な経営判断を行わなければならないと考えています。法務・企業統治とはこれまで関わりの
薄い経営者に特にお勧め
-このセミナーをどんな方に勧めたいですか。
このようなセミナーは参加しているときはすごく納得感が得られるものの、本来の業務に戻るとつい忘れてしまうことはよくある話だと思います。執行役員や取締役に新たに選任された方はもちろんですが、執行役員や取締役に選任されて1、2年後の参加も勧めたいし、私も参加したいと思っています。また、私のように法務・企業統治とはこれまで関わりの薄い技術系の経営者には特にお勧めかと思いました。
-今後参加される方へのメッセージをお願いします。
今回、セミナー中のケーススタディではグループワークの時間もかなりありました。社内会議とは違う雰囲気の中で、異業種の経営者の考えや想いを聞いてみてください。視野が広がるとともに多くの気づきを得ることができます。