経営者・幹部のための経営リテラシー集中セミナー

経営の必須知識を3日間で集中的に学ぶ

CDPの3セミナー「法務・企業統治セミナー」「戦略財務・会計セミナー」「経営戦略セミナー」のエッセンスを3日間に集約したプログラムです。企業経営の舵取り役として是非ともおさえていただきたい要素が凝縮されています。講師のレクチャーのみならず、参加者同士のディスカッションも配し、明日の経営に役立つ実践的な内容となっています。忙しくて研修の時間が取りづらい経営者・役員の方、遠方でなかなか研修に参加できない方におすすめするプログラムです。

ねらい

  • 経営者に必須の「法務・企業統治」「戦略財務・会計」「経営戦略」のエッセンスを集約し、短期集中で学ぶ。
  • 新任役員、将来の役員候補として、国内外子会社への経営幹部赴任後すぐに実践できる知識を身に付ける。
  • 講義だけでなく、他社参加者との討議・交流を通じて多くの気づきを得る。

セミナー概要

セミナー名
経営者・幹部のための経営リテラシー集中セミナー
会 場
日本能率協会研修室(東京都港区芝公園3-1-22)または 都内研修会場
会 期
3日間 通い
  • 第44回

    2025年7月9日[水]〜11日[金]

  • 第45回

    2025年8月26日[火]〜28日[木]

  • 第46回

    2025年9月17日[水]〜19日[金]

  • 第47回

    2025年10月21日[火]〜23日[木]

  • 第48回

    2025年11月18日[火]〜20日[木]

  • 第49回

    2026年2月18日[水]〜20日[金]

  • 第50回

    2026年3月10日[火]〜12日[木]

定 員
30名
対 象
社長、取締役、執行役員、幹部
受講料
  • 日本能率協会 会員

    379,500円(1名/税込)

  • 会員外

    429,000円(1名/税込)

プログラム

1日目

法務・企業統治

9:30

「役員の法的義務と責任」

  • 取締役の善管注意義務・忠実義務
  • 経営判断原則
  • 役員の監視義務
  • 内部統制システム構築義務
  • 監査役、社外取締役の責任
  • 内部統制システム構築・整備のポイント
  • グループにおけるリスク管理
  • 株主代表訴訟

「役員の行為に対する制約」

  • インサイダー取引規制
  • 競業取引規制
  • 利益相反取引規制

「コーポレートガバナンス」

  • 攻めのガバナンス 取締役会
  • 守りのガバナンス リスクマネジメント

ケーススタディD社事件/A社事件/H社ケース

17:30

18:30

名刺交換・情報交換会

2日目

戦略財務・会計

9:30

17:30

「企業価値向上経営の基本」

「簿記と財務諸表の基本」

  • 1)簿記の基本と財務会計、 管理会計
  • 2)財務分析と各種指標の意味

演習

「会計の基本 国際会計基準と企業経営」

「財務の健全性」

演習

「収益性と資本のコスト」

「企業価値とは( 割引キャッシュフロー法、IRR、NPV)」

演習

「事業投資とM&A」

  • 1)事業投資の判断基準
  • 2)M&Aでの注意事項

演習

「自己資本政策の確立とコーポレートガバナンス~リスク管理とあるべき自己資本額~」

「金融実務の基本( 株式市場、金融機関、資本調達)」

演習

「外国為替とデリバティブ」

演習

3日目

経営戦略

9:30

17:30

「経営戦略とは何か」

  • 1)持続的競争優位とは
  • 2)事業戦略と全社戦略
  • 3)ドメインの定義

「経営の内外環境を正しく認識する(第1、第2世代の戦略理論)」

  • 1)外部環境を分析する視座
  • 2)グローバル化と「多様性」
  • 3)内部環境(内部資源)を分析する視座
  • 4)不確実性の役割

「企業ミッションと戦略的意図」

  • ミッションドリブン企業事例

「コアコンピタンス、戦略的意図、シェア逆転」

ケーススタディ

「不確実性のマネジメント(第3世代の戦略理論)」

  • 1)不確実性の定義
  • 2)不確実性への対応方法
  • 3)リアルオプションのワークショップ
  • 4)予測能力を高めるには

「共有価値の追求(第4世代の戦略理論)」

講師

※順不同 ※敬称略 ※2024年度実績

法務・企業統治 (各回お一人の講師が担当します。)

髙木 弘明氏

髙木 弘明レイサム アンド ワトキンス
外国法共同事業法律事務所
パートナー弁護士

2001年、東京大学法学部第一類卒業。2002年、弁護士登録(第一東京弁護士会)。2005年、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科非常勤講師。2008年、米国シカゴ大学ロースクール卒業(LL.M.)。2009年、米国NY州弁護士資格取得。2016年、学習院大学法科大学院特別招聘教授。クロスボーダーM&A(インバウンド・アウトバウンド)、コーポレート・ガバナンス、金融・証券関連規制、個人情報保護、企業法務全般、危機管理などを取り扱う。2009年から2013年まで、法務省民事局参事官室に出向し、平成26年会社法改正の立案を担当するとともに、同局商事課を兼務し商業登記等を併せて担当。

<主な著書>
『改正会社法下における実務のポイント』(商事法務、2016年)

飛松 純一氏

飛松 純一外苑法律事務所
パートナー弁護士

1996年、東京大学法学部第一類卒業。1998年、弁護士登録(東京弁護士会)。2003年、米国スタンフォード大学ロースクール卒業(LL.M.)。2004年、米国ニューヨーク州弁護士登録。2006年、森・濱田松本法律事務所パートナー。2010年、東京大学大学院 法学政治学研究科 准教授。2016年、飛松法律事務所(現 外苑法律事務所)開設。上場・非上場企業の企業法務全般、企業間紛争・国際商事紛争、M&A、国際商取引案件などを幅広く取り扱うとともに、各種企業の社外役員や官公庁の研究会等の委員も数多く務めている。Chambers Global、Best Lawyers等の国際的な弁護士ランキングにおいて、日本を代表する弁護士の1人として選出されている。

<主な著書>
『国際商事仲裁の理論と実務』(共著、丸善雄松堂、2016年)

戦略財務・会計

西山 茂氏

西山 茂早稲田大学
大学院経営管理研究科
(早稲田大学ビジネススクール)教授

早稲田大学政治経済学部卒。ペンシルバニア大学ウォートンスクールMBA修了。監査法人トーマツ、㈱西山アソシエイツにて会計監査・企業買収支援・株式公開支援・企業研修などの業務を担当したのち、2002年より早稲田大学。2006年より現職。学術博士(早稲田大学)。公認会計士。上場公開企業の社外役員を歴任。

<主な著書>
『企業分析シナリオ第2版』『入門ビジネス・ファイナンス』『「専門家」以外の人のための決算書&ファイナンスの教科書』(以上、東洋経済新報社)、『ビジネススクールで教えている会計思考77の常識』(日経BP社)、『戦略管理会計改訂2版』(ダイヤモンド社)等。

経営戦略 (各回お一人の講師が担当します。)

岡田 正大氏

岡田 正大慶應義塾大学大学院 経営管理研究科
教授
経営学博士

早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、株式会社本田技研工業を経て、修士(経営学、慶應義塾大学)取得。戦略コンサルティングのArthur D.Little(Japan)社を経て、米国Muse Associates社(代表:梅田望夫)フェロー。米国オハイオ州立大学にて1999年Ph.D.(経営学)を取得し、慶應義塾大学大学院経営管理研究科専任講師に。准教授を経て現在教授。経済産業省新中間層獲得戦略研究会、同省BOPビジネス支援センター運営協議会、同省アフリカビジネス研究会、同省中南米市場獲得における基礎的調査に係る有識者意見交換会にて委員を務める。

<主な著書>
『 ステークホルダー経営資源論(Stakeholder Resource BasedView)と分離命題(Separation Thesis)の解消:残された課題とあらたな因果構造』(企業と社会フォーラム学会誌,第11号,pp.18-36,2022年)

菅野 寛氏

菅野 寛早稲田大学 大学院 経営管理研究科
(早稲田ビジネススクール)教授

早稲田大学商学部卒業。一橋大学経営学博士、ケンブリッジ大学経営大学院MBA、シェフィールド大学大学院国際関係学修士、ケント大学大学院国際関係学修士、シェフィールド大学大学院国際政治経済学修士。ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)、MARS JAPAN、ソフトバンクECホールディングス、ニッセイ・キャピタルを経て2016年より現職。東証一部上場企業の社外監査役、社外取締役を歴任。Academy of InternationalBusiness( AIB) Japan country director。国際ビジネス研究学会(JAIBS)、日本マーケテイング学会、戦略研究学会の理事。

参加者の声

  • 法務・企業統治、財務・会計、経営戦略3日間のいずれの講師もとても分かりやすく説明してくださり、よく理解できた。
  • 一般論の講義ではなく、実例から本質的な論点での講義やディスカッションが中心である点がよかった。
  • 異業種の方々、またそれぞれ得意な領域が異なる中でのディスカッションは、新たな気づきが多かった。とても質の高いセミナーであると感じている。
  • 短期集中プログラムであるが、事前課題で予習することにより、経験の少ない私でも当日の説明のポイントがわかり、深く理解することができた。
  • 全体的に3日間に経営リテラシーとして必要なことが凝縮されており、今後の研鑽のためにも非常に良い機会となった。
BIJ出展