経営者・幹部のための経営戦略セミナー

経営戦略におけるトップマネジメントのイニシアチブを考える

近年の経営における外部環境の激しい変化に伴い、トップマネジメントは海外展開、事業再編、異業種への参入、成長分野への投資など新たな打ち手とともに、構造も的確に変革していかなければなりません。企業の全体最適・将来最適を見据えながら限られた経営資源の配分と有効活用を考え、優先順位を決断する。まさにトップマネジメントの見識と判断力、責任感が問われる時代だといえます。
経営戦略セミナーでは、経営戦略の策定・実行・評価において、トップマネジメントに求められる視点と行動を、知識と豊富な事例解説、受講者相互のディスカッションを通じて総合的に学びます。さらに、構造改革と業績向上を実現した経営経験者の体験を通じて考察を深めていきます。

ねらい

  • 経営者・幹部にとって必須である「経営戦略」の要諦を習得する。
  • 豊富な演習と討議を通じて、経営者・幹部に求められる戦略の策定・実行・評価の視点や行動を学ぶ。
  • 経営改革で成果をあげた経営者や、他社の参加者との対話等から、自身の戦略思考を磨く。

セミナー概要

セミナー名
経営者・幹部のための経営戦略セミナー
会 場
日本能率協会研修室(東京都港区芝公園3-1-22)または 都内研修会場
会 期
2日間 通い
  • B-81

    2025年7月24日[木]〜25日[金]

  • B-82

    2025年10月7日[火]〜8日[水]

  • B-83

    2026年1月21日[水]〜22日[木]

定 員
30名
対 象
社長、取締役、執行役員、幹部
受講料
  • 日本能率協会 会員

    253,000円(1名/税込)

  • 会員外

    286,000円(1名/税込)

プログラム

1日目
9:30

「経営戦略とは何か」

  • 1)このプログラムで学ぶこと
  • 2)

    ケーススタディ新規事業の立ち上げ

    • 事業目標の設定
    • 顧客の定義
    • 提供価値の定義
    • 競合の定義
    • 競合優位性の構築
    • フィージビリティ・チェック
  • 3)戦略的思考とは
    • 考える力の醸成演習
    • 戦略の種類
    • フレームワークの功罪

「全社戦略」

  • 1)全社戦略とは何か
    • 事業戦略と全社戦略の違い演習
    • CEOの視点

「コアコンピタンスを認識・育成する」

  • 1)SP (strategic positioning) と OE (Organizational Effectiveness)
  • 2)コアコンピタンスの認識演習
  • 3)コアコンピタンスと事業多角化演習

「経営環境を正しく認識する」

  • 1)メガトレンドの意味するところ
  • 2)グローバル化の意味するとこ

リアルケーススタディ「経営者・ゲスト講演」

トップマネジメントに求められる戦略の実行・実現の要諦についてお話いただきます
17:30

18:30

名刺交換・情報交換会

2日目
9:30

17:30

「新しいビジネスモデルでの後発参入」

ケーススタディ

  • 1)事業目標の設定
  • 2)顧客分析
  • 3)提供価値の定義
  • 4)競合分析
  • 5)競合優位性の構築
  • 6)経済性分析
  • 7)競合のリアクション

「メガトレンド・パラダイムシフト」

  • 今までのパラダイム
  • 新しいテクノロジー
  • シェアリングエコノミー

「バリューチェーンとビジネスモデル」

  • バリューチェーンとは演習
  • ビジネスモデルの組み立て方演習

「企業再生(ターンアラウンド)戦略」

ケーススタディ

  • グループワーク
  • ロールプレイング

まとめ

戦略のデザインと実行

全社戦略とトップマネジメントの役割
  • トップマネジメントが決断すること
  • 戦略的思考、コアコンピタンス
  • マクロトレンド
  • 定石の理解と具体的な企業経営への対応
事業の競争戦略の構築と実施
  • 事業戦略・機能別戦略の策定、実行、評価
  • 自社の勝ちパターンと推進体制を見出す
  • 目標達成に向けた行動計画の進捗管理

講師

※順不同 ※敬称略 ※2024年度実績

岡田 正大氏

岡田 正大慶應義塾大学大学院
経営管理研究科 教授
経営学博士

早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。株式会社本田技研工業を経て、修士(経営学、慶應義塾大学)取得。戦略コンサルティングのArthur D.Little(Japan)社を経て、米国Muse Associates社(代表:梅田望夫)フェロー。米国オハイオ州立大学にて1999年Ph.D(. 経営学)を取得し、慶應義塾大学大学院経営管理研究科専任講師に。准教授を経て現在教授。経済産業省新中間層獲得戦略研究会、同省BOPビジネス支援センター運営協議会、同省アフリカビジネス研究会、同省中南米市場獲得における基礎的調査に係る有識者意見交換会にて委員を務める。

淺羽 茂氏

淺羽 茂早稲田大学
ビジネススクール 教授

経営戦略専門。東京大学経済学部卒業。東京大学大学院経済学研究科博士課程修了、博士(経済学)。米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校大学院博士課程修了、Ph.D(. Management)。学習院大学経済学部教授などを経て、2013年4月より現職。経営戦略、リーダーシップ論などを担当し、夜間主総合プログラムおよび全日制グローバルプログラム(英語)においてゼミを設置。早稲田大学大学院経営管理研究科長(ビジネススクールDean)、組織学会会長、公認会計士試験委員、国家公務員採用Ⅰ種試験専門委員、Asia Pacific Journal of ManagementEditorial Review Board等を歴任。日本甜菜製糖株式会社、沖電気工業株式会社の社外取締役。組織学会高宮賞受賞。

<主要著書>
『 ファミリー企業の戦略原理:継続と革新の連鎖』(共著、日本経済新聞出版、2022年)、『成果を生む事業計画のつくり方』(共著、日経文庫、2016年) ほか

リアルケーススタディ
「経営者・ゲスト講師」(2024年度実績)

※順不同 ※敬称略 ※役職は登壇時現在

粟田 貴也氏
粟田 貴也株式会社トリドールホールディングス
代表取締役社長
中山 亮太郎氏
中山 亮太郎株式会社マクアケ
代表取締役社長

参加者の声

  • 経営者の視点を意識して戦略を考えるいい機会となった。
  • 講義、事例紹介、グループ討議、全体討議が上手く配分されており、十分な内容であった。また、学び・気づきも多く、自社の戦略策定時に活用していきたい。
  • 異業種メンバーとの討議は、自社内とは視点・視野が異なり、とても考えさせられる内容であった。
  • 経営トップの実体験からのお話は、重みがあった。特に、苦しい時の“心持ち”について非常に参考になった。
  • 新規事業、事業拡大、新規参入、企業再生など考えさせられるケーススタディを、自身の現況と重ねて考えることができました。
  • 他社の方々や事例に触れることはとても刺激になりました。実例を用いた講義内容で、自分の今後の行動、思考の参考になります。
BIJ出展